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地震と火災について |
火災がとても恐ろしいものだということは、皆さん良くご存知だと思いますので敢えて
ここでは触れません。火災に関する情報については、量、質ともに素晴らしいサイトが他にたくさんありますので、私がここで改めてまとめても、皆さんのお役には立てないだろうと思うからです。
ここでは、本サイトの趣旨にのっとり「火災」というテーマの中でも特に「地震に関係する火災」について考えてみたいと思います。
【その1.避難、消火、救助、全ての行動が困難に…】
一般的な火災でしたら、その炎や煙が直接、人命を奪うことは少ないでしょう。
避難をすることができますし、消防隊、救急隊をはじめとする消防署の人たちが、大急ぎで駆けつけてくれますので…
しかし、大地震が原因で発生した火災の場合は少し話が違ってきます。
まず、炎や煙から避難することが非常に困難となってしまう可能性があります。例えば以下のような状況が考えられます。
・倒壊した家屋や家具の下敷きになり、身動きが取れない
・落下物等によりケガを負ってしまい、身動きが取れない
・扉が開かない等、避難ルートの確保ができない
次に、火災の消火活動に必要となる水が、地中に埋められた水道管の破損等によって、全く出ないかもしれません…消火栓も破損している場合もあるかもしれません…
そして最後に、皆さんの頼みの綱である消防隊・救急隊の到着を期待することができないのです。
何故なら、同じ地域にある消防署も同じように地震の被害を受けている上、一斉に地域のあちらこちらで火災が発生し、火災発生場所へ向かう道路も、地面の隆起や陥没、交通渋滞などにより、消防車・救急車が通行できる状態だとは限らないからです。
実際に、地震発生時の火災は、被災者の命を奪う大きな原因となっています。
遅れてでも救援が到着すれば助かったはずの命が、あなたの不手際から出してしまった炎によって、あっさりと奪われてしまう可能性もあるのです。
地震の揺れを感じたら、何はともあれ!火災を起こさない
ことを最優先に、細心の注意を払って行動してください。
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地震の際、(コンロやストーブの)火を消すチャンスは3度! |
そのチャンスとは…
1.大きな揺れが来る前の小さな揺れのとき
2.大きな揺れが収まったとき
3.残念ながら出火してしまっても、出火後1〜2分の間(初期消火のタイミング)
です。この3つのチャンスを絶対!に逃さないようにしましょう。
…とはいっても、身の安全を第一に。(本文と矛盾がありますが…)
あなたが動けなくなってしまったら、それこそ、そこで起こった火災を消し止めることができる人は誰もいなくなってしまいます。
1、2で出火を防ぐことができなくても、3で何とか炎を消し止めましょう。
それでもダメだった場合には、ご近所の人たちに協力を求め、全員一致団結して消し止めるほかありません。
大声を出したり、ヤカンをガンガン叩くなどして大きな音を出し、近くの人に協力を求めましょう。本文にも書きましたが、大地震の発生時に消防車が来てくれることは期待できないのです
から自分たちで何とかするしかありません。(でも119番通報はしましょう。)
※日頃からのご近所付き合いが大事ですね。
地域によってはその地域で結成している消防団があると思いますので、その連絡先も押さえておくとより安心ですね。
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【その2.火災保険だけではダメですよ】
ほとんどのご家庭で「火災保険」に加入していると思います。
しかし、『地震が原因で発生した火災による損害については、例え「火災保険」に加入していても保険料
はおりない』ことは、ご存知でしたか?
地震が原因で発生した火災による損害については、「地震保険」にも加入していなければ、いくら「火災保険」に加入していたとしても、保険料はおりないので注意してください。
つまりは、「地震保険」に加入していなければ、地震が原因で発生した火災により、家屋や財産が焼失してしまったとしても、焼失した家屋の撤去や新しい家屋の再建にかかる費用、失った家財道具の調達にかかる費用等を全て自費でまかなわなければならないのです。
「今だって住宅ローンの返済に追われて一杯一杯なのに、そんな金がいったいどこにあるんだよ〜!!」
と思わず熱く叫んでしまいそうな管理人ですが、「地震保険」については、また別の機会に書こうと思っていますので、ここではさわり程度にさせていただきます。
ひとつだけ書き加えておくと、我が家が地震保険に"未加入"で、隣家が地震保険に"加入"していた場合、隣家で発生した火災が燃え移ったことが原因で、我が家が全焼したとしても、火災を起こした加害者の隣家には保険がおりますが、被害者であるはずの我が家
には保険がおりません。
何か理不尽な感じがしますよね。
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地震保険の加入率 |
2004年8月に損害保険料率算出機構が発表した資料によると、平成15年度の全国地震保険世帯加入率は、17.2%(前年度0.8%増)となっています。
各県別にみると、地震保険世帯加入率が20%を超えている県が6つあり、それぞれ宮城、千葉、東京、神奈川、静岡、愛知となっています。
大地震発生の可能性が声高に言われている関東・東海地方に住む人たちは、やはり地震に対する危機意識が高いんですね。
※追記 同資料によると、平成19年度の全国地震保険世帯加入率は、21.4%と増加しています。また、地震保険世帯加入率についても、20%を超えている県が6県から17県まで増加しています。
皆さんの地震に対する危機意識が高くなっているということですね。
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【その3.電気の復旧が原因でおこる火災】
恥ずかしながら、管理人も今回初めて聞いた言葉でしたが、「通電火災」というものがあるそうです。
1.大地震が発生。電力線の断絶等により電気の供給が止まる。
2.数時間から数日後、電力会社の努力等により電気の供給が復旧する。
上記2の電気の供給が復旧するときに起こってしまう火災、それを特に「通電火災」というそうです。そのため、この火災は大地震が発生してから、数時間から数日後に起こるものだそうです。
「通電火災」が発生したケースとしては、
・倒れていた電気ストーブに通電して発火
・倒れていた照明器具が発熱して散乱した紙などに引火
・ガス管が破損し、ガスが噴出していたところに通電し火花が散って引火
・家屋が崩れ、壊れたコンセントやむき出しになった電線から火花が散って引火
・壊れた水槽の熱帯魚飼育用ヒーターが発熱して引火
などがあり、阪神・淡路大震災における、原因が判明している火災のなんと6割が、この「通電火災」だったと
も言われています。
この「通電火災」が怖いのは、家屋の全壊または半壊により、その家の住人が全て避難所等に避難してしまった後、誰もいないところで火災が発生する場合があるからです。無人の家で発生した火災は、初期消火をする人もなく、炎は大きく燃え広がるばかりとなります…
それでは、「通電火災」を防ぐためにはどうしたら良いのでしょうか…?
私たちにできる「通電火災」を防ぐ方法は、電気ブレーカーを落とすことです。
・大地震による停電が起こった時には、必ず電気ブレーカーを落とす。
・避難所等に避難する場合は、家を出る前に必ず電気ブレーカーを落とす。
これを忘れないで下さい。
とはいえ、地震の揺れに見舞われている最中に、火を消すだけでなく、電気ブレーカーまで落とせと言われてもそれは無理な話ですから、『まずは落ち着いて火を消すことだけ考える。』、『揺れがおさまり、電気が使えないことに気が付いた時点で、電気ブレーカーを落とす。』とすれば良いと思います。
最後に、新潟県中越地震では阪神・淡路大震災の教訓が活き、「通電火災」はほとんど無かったそうです。
ですがっ!!
だからといって、注意しなくて良いものではありませんので、ここで取り上げさせていただきました。
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